脳梗塞の症状
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最近では、脳卒中の圧倒的多いは脳梗塞です。梗塞とは、動脈がつまって血液が流れなくなり、酸素や栄養が行き届かなくなり、酸欠に陥った部分の組織(細胞)が死んでしまうこと。
心臓の動脈(冠状動脈)がつまると心筋梗塞になるのと同様に、脳の動脈がつまると脳卒中のうちの脳梗塞になります。脳の細胞は非常に活発に活動(活動といっても動き回るわけではなく、電気を出したり情報を伝えるための物質を放出したりしているのですが)しており、大量の酸素を消費してしまいますので、一定時間血流が途絶えるとたちまち酸素欠乏になり神経細胞が死んでしまいます。要するに、酸欠状態に弱いわけです。
脳卒中の中でも、脳梗塞はどこの血流が途絶えたかによって症状が異なりますが、やはり麻痺、感覚障害が多く、大脳に起こると片麻痺、半身感覚障害、または大脳のなかでも言語中枢といって、言葉を考えたりしゃべったりするのに使う部分が梗塞になりますと、言葉が出にくいという症状(失語という)が見られることもあります。脳幹部(呼吸や意識をコントロールするとても大事な部分)に発生すると大きさはそれほどでなくても、意識が混濁してしまうことがあります。
梗塞の大きさによっても症状に違いが出てきます。脳梗塞が非常に大きいと意識も混濁してしまいます。その上、梗塞に陥った脳組織は時間が立つと腫れてきますので、大きな脳梗塞ではかなりひどい腫れになり、頭蓋内の圧力が上がってしまい、正常の脳組織まで障害されて、その結果、重篤な状態になってしまうことがあります。
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