プロテインスキマーの自作
⇒プロテインスキマーの商品一覧へ
プロテインスキマーの自作
プロテインスキマーとは、物理濾過器の一種。タンパク質や脂質など、バクテリアに分解される前の汚れを除去する装置で、海水魚飼育でよく用いられている。
プロテインスキマーの動作原理だが、まずエアーポンプで微細な泡を発生させ、通常のスポンジなどで漉しとることができないほどの微細な汚れを泡の表面に吸着させる。吸着した汚れは泡と一緒に押し上げられていき、泡は上がっていくうちに水分がある程度逃げるため、上部のカップに濃縮された汚れがたまるという仕組である。
プロテインスキマーのメリットは、汚れを「飼育水から隔離した上部カップにためる」という点。水槽内に設置したスポンジに水を通して汚れを漉しとるタイプの物理濾過では、漉しとった汚れを人間が掃除しない限りは分解が進み、結局、飼育水が悪化してしまうが、プロテインスキマーでは当分放っておいても大丈夫というわけである。
市販のプロテインスキマーは非常に高価だが、ペットボトルを用いて、簡単に自作することができる。
まずペットボトル2本を用意し、どちらも底を切り落とし、飲み口のある側だけを使用する。本体筒となる方には数センチ程度離して2箇所の孔を開け、上部のカップには1箇所の孔を開ける。続いて本体の筒と上部カップで4〜5センチにカットした塩ビ製パイプを挟み込むように塩ビ用接着剤で接着する。接着剤が乾いたら、後は固定用のキスゴムとエアーストーンを取り付ければ、自作のプロテインスキマーの完成。
⇒プロテインスキマーの商品一覧へ